訃報

大切なお友達の一人が亡くなった。大人になってからの友人で、会うのも年に一度あるかないかだったけれど、私の人生の転機に、背中を押してくれた一人だった。三時間余、電車と新幹線を乗り継いで、今日お別れをしてきた。私はいわゆる死後の世界の存在を信じていない。死後の世界とは、生者の心の中にあるものであって自らが辿り着くことは決してない世界だと、そう信じている。だから私にとって死は、自分のすべてを失うことだ。...