ファンタジック「オツベルと象」 | まろん工房

    ファンタジック「オツベルと象」

    賢治の「オツベルと象」ったら
    めっさがめつい金持ちのオッサンが
    人だけじゃ飽き足らず象までこきつかって銭儲けしよーとして
    しっぺがえしをくらう、
    とゆーよーなおはなしだと理解してたですが
    このあいだの夏のコミケでこんなマンガ化してたひとがいて感動したのです。

    120130P1000205r
    作者様のホムペはここ

    さいきんはやりの古典のマンガ化ってゆーだけじゃなくて
    オツベルがただの拝金主義者じゃなくて
    じつはちゃんと親ゴコロだったんだよという解釈のしかたには
    なんていうか、サンテグジュペリの「夜間飛行」にでてくるリヴィエールの冷酷さと似たぽいものを
    重ね見てしまうわけです。
    それか、ひところ優秀なせんしゅを雇っては使い捨ててた○売巨○軍的経営への皮肉とか、
    あるいは、ゆとり教育なんつーものを受けさせられてしまった世代の若者がもつ直感的な危機感の発露か。
    まァそんなコト作者さまに言ったら
    「深読みしすぎです」
    とか一笑されるでしょうけれど。
    げほ。

    画風的にも賢治っぽいファンタジックな感じがでてて
    楽しかったです。
    象が一つ目だったり。
    レイバーがロボットだったり。
    背景がまっしろだったり。
    「バイト」とか単語がでてきて
    いまふうに置き換えてるんだけど
    そーゆーふうにしても通じちゃうのが古典の古典たるところかなとか
    思ったりするです。
    賢治が古典かどーかというハナシもありますが。
    興味があるかたは通販もやってるみたいなので買ってみるといいですよ。

    そーいえばちょっとまえにSF氏が
    「般若心経」の現代語訳(ていうかたぶん意訳)
    っちゅーものをネットでみつけたとかいって少し教えてくれたですが
    きわめて現代ちっくな俗語で訳されてて
    「すげー!言ってることがいちいちいまの世相をついてるじゃん!」
    とか思って、ぜひ原文の訳でも全文読んでみたいところなのですが
    それってつまり、1000年前もいまも、
    人間の本質的なところは変わってないっちゅーことなんでしょうね。
    うぬ。

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