子供がいない人生 | まろん工房/甜栗子漫畫工作室

    子供がいない人生

    171121.jpg
    私と主人のあいだには子供がいない。
    欲しいか欲しくないかで言ったら欲しかったけど
    いまとなっては
    どうしようもないことはどうしようもない。

    私が社会人になったころにくらべても
    いまは子供がいないことに肩身が狭くなくなったとおもう。
    でも社会的な目が寛容になったぶん、
    むしろこれまで連綿とつないできてくれたご先祖様たちにたいして
    自分はじぶんなりにいいわけをしたくなる。

    人類が出現して300万年とかいうのは学校の教科書でもならったけれど
    ヒストリーチャンネルとかナショジオを見てると
    血と同じ色の赤がこわいのも
    青い空が気持ちいいのも
    高いところで足がすくむのも
    楽しいこと考えるとわくわくするのも
    ぜんぶこれまでのご先祖様の生の証だったのかーって
    ふと気づく。
    すると急に自分ていう意識が非日常にぽんとおかれて
    自分は自分だけでここに存在してるんじゃないって
    なんかそういう時空を超えた壮大な気分になる。
    星空に神の世界を思い描き、
    稲の実りに感謝の念をいだく
    そういう精神の持ち主だけが生き残ってこられた。
    そのつながりのうえにある現代の人間のひとりとして
    いまじぶんもいるわけだと。

    子孫を残すということは
    そういう何百万年の流れの一ピースに、自分がなることだ。
    それがあたりまえで
    そうでない者は魔女とか言われて町外れにのけものにされてた
    つい数十年前までとちがって
    いまは胸を張って生きていられる。
    ではじぶんはこの歴史上のなんなんだろう。

    なにか、
    なにか残したい。

    わたしが作品を書いてるとき
    そういう気持ちが
    どこかにある。

    関連記事
    Theme: イラスト
    Genre: サブカル

    Comment

    Leave a Reply





    管理者にだけ表示を許可する

    Trackback